これぞ【THE!LASER!】の高精度!? 本社工場で稼働開始!LuX4号機とは?
高速・高精度な加工の実現へ:LuX4号機の特徴
レーザ加工の特徴は「高エネルギー熱源による高速加工」です。ただ、高速に動くことが出来ても製品として必要な精度が出ていないと使い物になりません。 今回レーザックス本社工場に導入したレーザ加工設備LuX4号機は、これまでの1~3号機以上に『高速・高精度な加工』を実現するため、下記の特徴を有した設備仕様となっています。
◆駆動軸にリニア駆動を採用。高速・高精度な走査が可能!
◆NC制御に三菱電機製「M80V」を採用。レーザ条件切替えやドロス・リダクション制御など、レーザ条件最適化により高精度なレーザ加工を実現!
◆コヒレント製シングルモードファイバーレーザを搭載。最大出力2kW、レーザ出力の調整下限が1%からでき、レーザ条件を細やかにコントロール!
従来機LuX1号機~3号機について知りたい方はコチラの記事もご覧ください!
LuX1、2号機:レーザックス本社工場(愛知県知立市)に 小型3D加工機『LuX(ルクス)シリーズ 』続々投入!
LuX3号機:微細とコスパのバランス工匠 LuX3号機のご紹介
駆動軸にリニア駆動を採用。高速・高精度な走査!
一般的な加工機は、駆動軸に「ボールねじ」が採用されていますが、歯車のかみ合わせによるバックラッシュが発生しミクロン単位の高精度な位置決めや走査が難しく、またボールねじのたわみや接触抵抗などでモーターの回転数を上げることが出来ず走査速度にも限界があります。
一方、リニア駆動は磁力により可動子が動く仕組みとなっており、接触要素が少ない駆動方式です。そのためバックラッシュによる精度の低下がなく、高速・高精度な走査を可能とします。
ドロス・リダクション制御で減速部のレーザ条件も最適に!
M80Vに搭載されている機能のひとつである『ドロス・リダクション制御』は、レーザ切断におけるコーナーなどの減速部で、走査速度に合わせてレーザ出力も制御することが出来ます。レーザ条件の最適化により過入熱を抑制し、コーナーなどの減速部でもバリのない高精度な加工を実現します。
シングルモードならではの極小スポットで極細の切り幅!
レーザ発振器はコヒレント製シングルモードファイバーレーザを搭載。最小集光径φ20ミクロンの極小スポットでレーザ切断では極細の切り幅を実現、高精度な加工を可能としています。
レーザ出力は1%の制御まで可能。その広い出力制御範囲は前述のドロス・リダクション制御の効果を最大限に引き出すことが出来ます。
LuX4号機の特徴を活かしたサンプルのご紹介
レーザックスの加工設備は、基本どのアプリケーションにも対応できる仕様となっていますが、LuX4号機はこれまで紹介した特徴から『レーザ切断』がメインアプリケーションになると見越しています。
求められるものは「高速・高精度なレーザカット」。高品質でありながら生産性も求められる時代にマッチした設備となっています。
今回は「高速・高精度なレーザカット」のサンプルとして、モーターコアを模擬した電磁鋼板のレーザカットを紹介します。
実際の加工動画(27秒)
レーザックス本社工場(愛知県知立市)で本格稼働開始!
高速・高精度なレーザ加工はレーザックスへ!
今回ご紹介いたしましたLuX4号機はレーザックス本社工場(愛知県知立市)にて本格稼働を開始いたしました! 「生産性を上げるために、今よりもっと速いスピードで加工したいな…」 「精度が厳しい切断案件で困っている…」 「レーザックスの最新設備、いち早く試してみたい!こんな加工ってできますか?」 様々な問い合わせに対して、経験豊富なオペレーターがお客様の課題解決のサポートをいたします! |
◆◆◆レーザックスは1個の試作・テスト加工からでもOK、ぜひご相談ください。◆◆◆