レーザ発振器の種類
CO2レーザ発振器
レーザ媒質が気体で,炭酸ガス(CO2 )のエネルギー準位の遷移を利用して発振します。レーザ光の波長は10.6 μm 等の遠赤外帯域であるため、透明体でも吸収・発熱します。樹脂等の切断加工を行なうには色による加工特性の違いが出ません。
YAGレーザ発振器
レーザ媒質にNd:YAG ロッドが用いられ、発振波長は1μm帯域の近赤外光です。ファイバー伝送が可能であるため、加工装置のフレキシブル性等を向上させることが可能です。
ファイバーレーザ発振器
レーザ媒質,励起源,反射鏡の各要素が一体化されたファイバーそのものから光ビームを発振・増幅してレーザ光を得る発振器です。発振波長はNd:YAGレーザと同様に1μm帯域でありファイバー伝送が可能であるため、レーザ加工システムのフレキシブル性を上げる事が可能です。