レーザ屋のかわら版-レーザ溶接に使用するシールドガス
ステンレスのレーザ溶接で使用するシールドガス
アーク溶接で用いられるのはAr(アルゴン)やHe(ヘリウム)といった不活性ガスを使用し、溶接部の近傍を、酸素や窒素、水素から防ぎ、酸化や窒化を防止したり、溶接割れを防止する役割があります。
弊社製ハンドトーチ型溶接機を使用する場合、対象ワークがステンレス(SUS304)などのオーステナイト系の場合シールドガスに窒素をお勧めしていることに、とてもびっくりされることが多いです。
窒素を使ったら、溶接部が窒化してしまうじゃないか!
と思われる方が普通ですが、SUS304という事であれば以下のメリットがあります。
1)なんにせよ窒素ガスは安い。アルゴンガスと比較してとても安価なランニングコストとなります。
2)溶接部に発生する可能性のあるブローホールを低減させる効果があります。
3)ファイバーレーザの波長の場合は、ガスプラズマが生成されないため吸収・固溶されにくいという特徴があります。
4)窒素ガスを使用してもファイバーレーザの場合、凝固割れが発生しないという特徴があります。
サイト内ではレーザの当て方で簡単に紹介していますが、
Googleで「レーザ溶接」「シールドガス」「窒素」で検索するとYAGレーザの論文が発表されてます。
参考にしてみてください。
レーザに関する情報が盛りだくさん!
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アーク溶接で用いられるのはAr(アルゴン)やHe(ヘリウム)といった不活性ガスを使用し、溶接部の近傍を、酸素や窒素、水素から防ぎ、酸化や窒化を防止したり、溶接割れを防止する役割があります。
弊社製ハンドトーチ型溶接機を使用する場合、対象ワークがステンレス(SUS304)などのオーステナイト系の場合シールドガスに窒素をお勧めしていることに、とてもびっくりされることが多いです。
窒素を使ったら、溶接部が窒化してしまうじゃないか!
と思われる方が普通ですが、SUS304という事であれば以下のメリットがあります。
1)なんにせよ窒素ガスは安い。アルゴンガスと比較してとても安価なランニングコストとなります。
2)溶接部に発生する可能性のあるブローホールを低減させる効果があります。
3)ファイバーレーザの波長の場合は、ガスプラズマが生成されないため吸収・固溶されにくいという特徴があります。
4)窒素ガスを使用してもファイバーレーザの場合、凝固割れが発生しないという特徴があります。
サイト内ではレーザの当て方で簡単に紹介していますが、
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