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ワブリングヘッド「OPTICEL WVシリーズ」      レーザックス本社工場でも稼働開始!

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ワブリングヘッド「OPTICEL WVシリーズ」      レーザックス本社工場でも稼働開始!
 

レーザックス本社工場(愛知県知立市)でもワブリング溶接をお試し出来ます!

2022年12月よりレーザックス本社工場(愛知県知立市)もワブリングヘッドを導入致しました。本社工場のワブリングヘッド搭載設備は下記特徴があります。

◇レーザ発振器はTruDisk6001(トルンプ) ブライトラインを用いたビームモード可変とワブリングとの複合技によるレーザ溶接が可能となりました。  

♧ブライトラインについてはコチラ

◇ヘアピン溶接用の特殊プログラムを搭載
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☕ちょっと復習☕ ワブリング溶接って何?

レーザックス通信100号(2022年6月配信)でご紹介した記事をちょっと復習。 
ワブリング溶接とは、レーザー光をワブル(回転など)しながら溶接を行う加工です。

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ワブリングすることで溶接ビードが広がり、これまで「キーホール溶接」と呼ばれるレーザ特有の細いビードでは苦手であった「溶接位置ズレによる溶込み不足(下図参照)」や「スキマによる溶接不良」など、ワークのバラつきによって発生する溶接不良の改善に効果があります。
 また、ワブリングすることでブローホールの原因となるガスが大気中に放出されやすくなり、ブローホールを抑制する効果があるとともに、溶融池の挙動も抑えられるため溶接ビードも美しく仕上がります。
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アルミ合金(A5052)にビードオンプレート(メルトラン)

WVH_04.jpg ワブリング溶接の大きなメリットは「レーザスポット径を小さく絞った状態で幅広なビードが確保できる」点です。 基本的にレーザスポット径を絞ることで溶接時に発生するスパッタの粒径は小さくなります。粒径が小さくなることにより「軽くなる」「早く冷え固まる」効果が生まれシールドガス等で吹き飛びやすくなり、溶接ビード上にスパッタが残りにくくなります。 特にアルミ材のように軽くて熱伝導が良い材料には効果が発揮しやすい工法であると言えます。
WVH_05.jpg


アルミへのビードオンプレート(メルトラン)を行っている映像は、YouTube動画でもご覧いただけます!是非チェック♪

ワブリング溶接は本社工場とレーザテクニカルセンターでトライ出来ます!

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◆◆◆レーザックスは産業用レーザ向け光学ツールの設計・販売も行なっております。◆◆◆

 

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