もう反射は怖くない!反射材料ど~んと来い!?シングルモードファイバーレーザ SP2000の御紹介
●銅のレーザ溶接に最適な1台!『SP2000』
銅はレーザ加工において難しい材料のひとつですが、 その理由として、「ファイバーレーザの波長は銅に対しレーザ光の吸収率が非常に低く、ほとんどが反射する」ことにあります。 反射したレーザ光(以下、反射光)はレーザ加工ヘッドや伝送ファイバー・レーザ発振器に損傷を与え、大きな故障につながるため、ファイバーレーザで銅の溶接をするときは「反射光対策」が必要となります。 |
<SP2000の特徴>
◇独自の反射光対策により、銅などの反射材への溶接でも面直照射で使えます!(詳細は次項)
◇最小レーザスポット径φ20μmで切り幅の狭い加工が可能、微細切断・微細孔あけにも最適!
◇ワブリングヘッドとの組み合わせでシングルモードの弱点を克服し、幅広な溶接ビードで品質も向上
●他のファイバーレーザと何が違うの?
<一般的な反射光対策は「斜めに傾ける」> 銅などの反射材を溶接するときは、左写真のように レーザ加工ヘッドを5°~10°程傾けることで 反射光からの故障を防ぐのですが、斜めにすることでレーザ加工において弊害が生じます。 <斜め照射にしたときの問題点> スポット形状が円→楕円となるため、 ◆パワー密度が下がり、よりパワーが必要となる ◆走査方向によってビード形状が変わる 特に四角形状を溶接するときは注意が必要です。 |
<SP2000は斜めに傾けなくてもいい> SP2000は『特殊なファイバ(PIPA―Q)』と『特殊共振構造』のダブル反射光対策をレーザ発振器に設けており、銅などの反射材に対しても写真右のように面直方向にレーザ照射することが出来ます。故に、レーザ加工ヘッドを傾けることによるレーザ加工上の弊害を解消することが出来ます。 |
●シングルモードの弱点をレーザックス社製ワブリングヘッドで解決!
●導入検討に最適なソリューション
<レーザテクニカルセンターにて加工受付中!> 今回ご紹介したSP2000は、横浜市港北区にあるレーザテクニカルセンターにてお試しができます。 レーザテクニカルセンターは、試料切断機やマイクロスコープなど評価設備も充実。経験豊富なオペレータが加工実験をサポートし、お客様の課題を解決します。また、実験結果はプロセスを含めたレポートとして提供します。設備導入を検討する際は実験結果に基づき、最適なレーザ機器をご提案致します。 レーザックスは評価設備も充実。加工品質の確認をその場で実施することができます。 |
レーザックスは汎用設備で様々な実験に対応可能です。長年の経験から汎用治具も充実しており、 直ぐに実験を行うことができます。 |
♦♦♦レーザックスは1個の試作・テスト加工からでもOK,ぜひご相談ください!♦♦♦