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反射光にお気を付けを!

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反射光にお気を付けを!

レーザ加工時の反射光は大変危険です。




反射光とは…材料に吸収されないエネルギーレベルのレーザ光が、
材料の表面で反射してしまう現象です。

条件によっては多くの反射光が発生してしまいます。

一例として、当社でファイバーレーザを用いた加工試験での事例です。

・高反射材(銅やアルミ等)を溶かすことが出来ない出力でレーザ照射した際の材料表面での反射。
・バケツ等に水を張った状態で水中に向けてレーザ照射する場合の水面での反射。
 などなど

ファイバーレーザ等の近赤外波長は目に見えないため、人の視覚では危険を察知することが
出来ないため非常に危険です。

最悪の場合には、反射光が目に入ってしまい失明してしまうこともあります。
作業着に当たると、燃えたり溶けたりすることもあります。

darkimage.jpg

また、反射光がレーザ発振器側に戻ってしまうと発振器や光学系の故障の可能性もあります。
(弊社では何回かこれで発振器や光学系が故障しています)

弊社では、高反射材への加工試験を行なう際には対策をしっかりと行っておりますが、
予期せぬ事態が発生することもありますので、
加工試験お立会いの際には、作業者の指示に従って安全区域でのご確認をお願い致します。
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