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レーザの資料館【ブログ記事・論文資料】

クリーン環境でレーザー加工ができるようになりました!

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クリーン環境でレーザー加工ができるようになりました!
レーザックスは『どこでもクリーンルーム』!?

2019年にクリーンルームに関する規格『JISB9920』が改正されました。 概略として改正前は清浄環境の『評価方法』に特化した指針でしたが、改定後は『清浄環境を制御する』という幅広い指針へと変更され、清浄度評価時の測定位置の変更や最小測定点数が増加されるなど、クリーン環境はより高い清浄度を確実に維持する事が求められる様になってきています。
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レーザー加工でも清浄度を必要とするご依頼が増えており、レーザックスでは「オープンクリーンシステム」を導入し、クリーン環境下でのレーザー受託加工が可能となりました。移動可能なクリーンシステムであるため、様々な設備で設置が可能、クリーン環境のご提供が出来ます。まさに『どこでもクリーンルーム』です。

<オープンクリーンシステムの特徴>
・移動式で設置が簡単、様々な設備(アプリケーション)に対応可能
※本社工場のみとなります。

・オープン型でも高い清浄度を維持、エリア内でのレーザー加工で発生した微粒子も排除できるシステム  
※使用環境によって清浄度は変わる場合があります。
・囲わないから作業性抜群、対面での作業も可能で検査や梱包作業もしやすい
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<参照>
興研株式会社ホームページ
オープンクリーン形成の原理2(動画)

クリーン環境下のレーザー加工事例
clean5.jpg <樹脂材のレーザー溶着>
樹脂同士を重ね合わせ、合わせ面をレーザーで溶かして接着する工法は、煙の発生がなくクリーン環境で導入しやすいレーザー加工のひとつです。 シール性を求める場合にも最適な工法であり、液体などを封入するケースなどにも適用されています。

<レーザー溶着の適応分野>
医療・化学、半導体製造、自動車部品 など

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<レーザー溶着の原理>

熱可塑性樹脂で重ね継手であることが基本条件となります。
重ねる樹脂材の上板が「光を透過する材料」下板が「光を吸収する材料」で組み合わせ、レーザーの性質を活かし、上板を透過し下板でレーザー光を吸収して熱が発生し、上板と下板の合わせ部が溶け、接合する技術です。
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接着剤を使用しないため「塗りムラ」や「乾燥不足」による品質バラつきの改善、
乾燥工程が不要となるため「工程のスリム化」や「製造コストの削減」などが可能となります。
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