遅ればせながらレーザ加工の何でも屋　　　　　　　　　　レーザックスの強み、語ります！～レーザ切断編～

2023/08/21

♦レーザ加工と言えば「レーザ切断」のイメージありませんか？

皆さん、レーザ加工と言えば「レーザ切断」「レーザカット」のイメージがありませんか？

実際に国内外に問わず「レーザ切断機」は多くのメーカーから販売されております。レーザ切断は設備化しやすいアプリケーションであり、かつ各レーザメーカーが技術を結集して日進月歩の進化を続けた結果、近年では「高機能」「高効率」だけでなく「誰でも使える」レベルにまで発展しております。

でも『誰でも使えるレーザ切断機があれば、すべてのレーザ切断の要望に応えられるのか？』

レーザックスは一般的なレーザ切断機では対応しづらい部分にフォーカスしてレーザ切断のご提案を続けています。今回はそんなレーザックスのレーザ切断の強みをご紹介します。

♦レーザックスの強みその①『どんな材料もカットするぜ！』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　たまに切れないものもありますが・・・

鉄鋼やステンレス、アルミ合金のレーザカットは最新のレーザ切断機を持っているジョブショップで請け負ってもらえます。ただ、それ以外の材料はどうでしょう？最新のレーザ切断機は材質・板厚に応じてレーザ条件が既に登録されており、登録にない材質や板厚はお断りされる場合が結構あります。

レーザックスではその「登録にない材質や板厚」のレーザカットも積極的に挑んでいきます。その一例が上写真のような各種金属系材料のレーザカットサンプル。レーザ条件をチューニングしながらカット対応していきます。

レーザの良いところはレーザ波長を変えることにより金属以外のカットも可能であること。弊社保有のCO2レーザ切断機は波長の特性から樹脂やゴムなど金属以外の材料もカットすることが出来ます。

また意外なところで「薄板のレーザカット」は敬遠されがちなのです。一般的なレーザ切断機は剣山型のステージに材料を敷くため、材料の厚みがないと「たわみ」が発生します。そのため材料厚みが0.3mm以下くらいになるとレーザカットが難しく、請け負ってもらえないケースもあります。
レーザックスではハニカム形状のステージに材料を敷くため、薄い材料でもたわみなく設置が可能。場合に依っては長年のノウハウを活かした専用治具を製作し、カット対応しております。

◆レーザックスの強み その②『高精度な加工もバッチリ！』

レーザックスではシングルモードレーザとマルチモードレーザを使い分け、より細かで高精度な加工に対応しています。上写真の将棋駒の毛筆のはらいの部分の仕上りは切断幅が細いレーザ切断の特徴そのもの。レーザックスは平板だけでなくパイプ材のレーザカットも対応可能。下写真のパイプカットはカット後にパイプ同士を押し当てるとカット面が分からないほど切断幅の狭い高精度な仕上がりとなっています。（展示サンプルの中でも評判の良いサンプルです。）

また意外と難しいのが板厚より小さい径の孔あけの加工。パルス制御で入熱量をコントロールしながら加工する必要があり、最新のレーザ切断機を持っているジョブショップでも苦手な加工です。レーザックスは小さな孔あけ加工も得意分野としています。

♦レーザックスの強みその③『CCDカメラで追加工もできちゃう！』

レーザックスが保有しているレーザ加工機はほとんどの設備にＣＣＤカメラを搭載しており、レーザ照射位置をモニターで確認しながら加工しています。例えば、「基準位置からX：100mm、Y：100mmの位置に追加の孔を開けたい」との要望に対し、ＣＣＤカメラで基準位置を取り、ＮＣ座標値で加工位置を確認しての追加工をすることが出来ます。
また既にパターンを印刷した版のアライメントマークから平行出し・パターンの中心出しをし、その中心から規定のサイズに切り出したりする加工もしています。

◆レーザックスの強みその④『2.5D画像測定器で製品検査もバッチリ！』

レーザカットが出来ても、その製品が図面通りに仕上がっているかを確認する手段も重要です。レーザカットは複雑形状な製品もあり、ノギス等のツールだけでは測定しきれない製品もあります。
そのため、レーザックスでは2.5D画像測定器を2台保有。複雑形状でもしっかり測定し、検査成績表として測定結果を提出。品質保証まで対応しております。

◆レーザックスは切断だけじゃなく、溶接や孔あけなど様々なアプリケーションをお試しできる『レーザ加工』のジョブショップです！

レーザックスは切断だけでなく、溶接・孔あけ・肉盛り・熱処理・マーキングなどレーザを使ったアプりケーションは何でもこなすジョブショップです。愛知県知立市（本社）と神奈川県横浜市（レーザテクニカルセンター）の2拠点に約30台のレーザ加工設備を備え、試作開発から量産まで、さまざまなレーザ加工のご依頼にお応えします。