レーザの当て方
肉盛溶接
■肉盛溶接の特徴
金属製品や金属材料の一部(または全部)に、「耐熱性」や「耐食性」など別の性質をもった金属粉末または金属ワイヤを盛り付けることで、付加価値を高めた製品または材料にすることが出来ます。
■肉盛溶接のメリット
<製品のコストダウン化>
一部の機能が欲しいため、全体を加工しにくい材料で製作していた場合、
肉盛溶接で一部のみ改質することで全体の製作コストを大幅に削減することが出来ます。
また、摩耗してしまった製品に「肉盛補修」することで再利用でき、製作コストを削減することが出来ます。
<職人作業から「自働化」「スキルレス化」へ・・・>
レーザーは制御しやすい熱源であり、加工再現性の高い工法です。
従来のTIG溶接からの置換えにより、自働化やスキルに依存しない肉盛溶接が可能となります。
■レーザックスの加工事例
<タービンブレード翼の肉盛溶接>
かと言って、製品全体を耐熱・耐摩耗材料で製作するにはコストがかかってしまいます。
そこで、翼部に耐熱・耐摩耗材料を肉盛溶接することで、製作コストを抑え、
製品寿命を向上させることが出来ました。
<金型の肉盛補修>
生産で消耗した金型に、肉盛補修をすることで再利用を可能にしました。
従来はTIG溶接職人による補修が主流でしたが、
レーザーに置き換えることで「自働化」や「スキルレス」など導入もしやすくなります。
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