レーザ表面加工の特徴

レーザと言えばマーキングの印象が強いかもしれません。ガルバノミラーの角度を変えることによってレーザビームを高速に走査して材料表面に印字するのがレーザマーキングです。レーザックスでは木材やアクリルなど特殊な材料へのマーキングはCO2レーザで行っています。このようなガルバノを用いた加工技術を応用して、表面に付着した汚れ、塗装、酸化皮膜を除去するレーザクリーニングや、材料自体の表面を除去して三次元的に形成する加工も実現しています。
いずれの加工も、マイクロ秒やナノ秒の非常に短いパルス幅を発生させるパルスレーザを照射することにより、瞬時に材料を蒸発除去します。また、樹脂などの高分子材料では、波長が短いエキシマレーザなどのレーザを照射することによって、原子または分子間の結合が解かれ瞬時に蒸発する光化学的な反応があり、アブレーションと呼んでいます。